16歳の仕事塾を実施しました
11月16日(水)
1学年生徒対象で「16歳の仕事塾」を実施いたしました。
現役で活躍する2名の社会人講師による講話を各教室で行い、職業の話はもちろん、学生時代の話や文理選択や進路選択をどう行ったか、これからの夢についてなどお話しいただきました。本校実施8年目を迎えた16歳の仕事塾を聴講した生徒のアンケート結果は「大変良い」「良い」が98%、将来の夢や目標を見つけるヒントとなったが80%と高評価でした。
<ご協力ありがとうございました(敬称略)>
弁護士法人Next ・河合塾/トフルゼミナール・M-wing LLC・JICA国際協力出前講座・元ソニーコンピュータサイエンス・スマイルカレジ・鬼ごっこ協会・さかなプロダクション・ポラテック株式会社・株式会社アイツーアイ技研・マリッジデザイン(株)・(株)グローカルアース・(株)柳屋本店・(株)フロンテッジ・NTTコミュニケーションズ(株)・こどもの王国保育園・結婚相談所グラッツェプレーゴ・富士フイルムビジネスイノベーション(株)・日の丸リムジングループ
<担任代表 1-5組担任 長尾航>
1年5組1時間目の内容は内山聖未さんによる「JICA(国際協力機構)」のお話しでした。
アラビア語のあいさつのお話から始まり海外協力隊で有名なJICAの活動の概要をいただきつつ、内山さんご自身のキャリアについてといった部分に話が進んでいきました。理系の建築関連のご出身でありながら、自らのもつ「外国」のイメージが狭いんじゃないか、といったいきさつから海外協力隊を志したものの、途上国の現地ではいわゆる建築設計というものよりも土木のニーズが強い、じゃあ理科教師かと思ったところの欄の次に「日本語教師」があったことから日本語教師の道へと転身されたとの内容で進路やキャリアといった面で【興味の出たところに何でもチャレンジするほうが面白い】といったメッセージをいただけたように思います。
生徒たちからの質問はやはり語学面が多く「英語は必要ですか」といった質問には、ご自身も学校の英語の勉強は苦手だったけどと繋げつつ、英語だけがすべてではなく途上国では当時の宗主国の言語によるところが大きいため、フランス語やスペイン語が必要となることも多かったということも伝えていただき「英語ができなきゃ海外協力ができないなんてそんな話はありえない」という強いメッセージもいただけました。またいずれにしても現地の言語にリスペクトを持って「あなたの国の言葉を話したいと思っている」という態度こそが、人と人との繋がりには大きく寄与するのだと、ご自身の体験から来る実感のこもった内容も話していただけました。早くも文理選択を迫られてるこの高校一年生における進路選択で生徒が「知らない」ことによる不利が少しでも減るよう、また多様な進路を生徒が自ら見つけていくためのヒントになりました。ありがとうございました。