関一ブログ

100周年記念行事『柳田泰山先生と100人書き』を実施しました

 2025年の本校創立100周年に先駆け、8月31日(木)に書家の柳田泰山先生をお招きして記念行事を行いました。柳田泰山先生は、江戸時代から続く書の名家、柳田家の四代目として国内外でご活躍されています。本校では平成11年に揮毫された「學道」の書を寄贈していただき(本館1階に展示)校名のロゴや卒業証書でも永らくお世話になっています。

 今回は企画段階から100周年委員の生徒たちを中心に据えた活動をご準備下さいました。委員の生徒たちは1学期末に柳田泰山先生からのビデオメッセージを拝見し、自分の名前や好きな言葉、未来への願いなどから想いを込めて揮毫したい漢字を一文字ずつ選びました。夏休みの間、泰書会の皆様は国内外の展覧会で大変お忙しい中その全ての文字について先生直筆のお手本を送って下さいました。

 いよいよ迎えた100人書きの当日、加藤校長の合図で、吹奏楽部からお借りしたチャイナドラムが鳴り響くと十か所で一斉に揮毫が始まりました。普段触れる機会のないような大きな筆でしたが墨付けや筆運びについてもサポートを受け、生徒たちは緊張しながらも堂々と作品を仕上げていきました。泰書会の皆様は熱気のこもる体育館で懇切丁寧に生徒たちをサポートし続けてくださいました。

 生徒たちの作品が仕上がった頃、イベント中にリクエストのあった「執」「念」、「情」「熱」、 「魂」 の5文字を、柳田泰山先生が生徒たちの前で揮毫して下さいました。美しく力強い所作に魅了されるとともに、先生がはじめにおっしゃった「書に魂が宿る」というお言葉が想起されました。最後は全ての作品を囲んで全員で記念撮影と挨拶を行いました。

 今の自分が選んだ一文字に向き合い、一度きりのチャンスで思い切り表現する経験ができました。伝統ある芸術のトップランナーの方々にご指導いただき当日だけでも大変貴重な経験ができましたが、時間の経過とともにこの経験の価値は味わい深くなっていくことでしょう。柳田泰山先生、泰書会の皆様、本当にありがとうございました。また、記念行事にふさわしく華やかに会場を装飾していただいた松屋サロン船堀の皆様、フロリスト四季彩の皆様、生徒一同心地よい緊張感の中で集中して取り組むことができました。ありがとうございました。

 当日の様子が泰書会の公式チャンネルでも公開されています。ご許可をいただいてURLを掲載いたします。こちらからご覧ください。

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