令和7年3月5日(木)、江戸川総合文化センター大ホールにて第99回卒業証書授与式を行いました。
3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
〇卒業証書授与
〇賞状賞品授与式
〇校長式辞
式辞
ふくよかな梅の香り漂い、桜のつぼみも日一日と膨らんできた今日の良き日に多数のご来賓並びに江戸川区、葛飾区を始めとした近隣中学校の先生方のご臨席を賜り、本校第99回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、大きな喜びであります。ご多用のところご臨席頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、今日の主人公である768名の卒業生のみなさん、改めてご卒業おめでとうございます。振り返ればあっという間の3年間だったと思います。
皆さんが入学した2022年はまだコロナ禍が終盤であったとは言え、学校生活に制約がまだ残る1年でしたが、前向きに明るく学校生活を送ってくれたことが印象的です。進級して2年生になったころには、少しずつ学校行事が復活でき、関一祭のダンスコンテストでは、担任の先生に引率され、緊張した面持ちながらも様々な衣装をまとい、工夫して一つの演目に仕上げて、素敵なパフォーマンスを披露してくれたことを今でも鮮明に記憶しています。また、沖縄修学旅行では、修学旅行復活の象徴として、沖縄県民の歓待を受けながら平和学習や自然学習、探究学習を成し遂げ、離団者ゼロで帰京することが出来たのも立派なことでした。
2024年、最上級生となり、諸活動においても自ら考えて行動する場面が増え、組織をけん引する原動力になってくれました。顕著な活躍として、硬式野球部、かるた部を筆頭に多くのクラブが全国大会に駒を進め甲子園やパブリックビューイングで仲間鼓舞し、「いきものがかり」さんが、曲を作ってくれた、本校のいわばテーマソングである「声」を、声をからして応援し、かつ、校歌や応援歌を何度も歌うことが出来ました。また在籍中にはクラブの代表選手や留学して、オーストラリア・台湾・アメリカ・イタリア・ドミニカなどでも活躍の場を広げてくれました。
各クラスに目を向ければ、
1組近藤学級は朝学習で担任のミニ授業で鍛え上げた学力は立派でした!
2組𠮷村学級は生徒会も体育祭(サッカー優勝)も関一祭(コースター・屋台)も無敵艦隊
3組遠藤学級は特進内でのクラス替えの後に伸びた生徒多数!朝学習の蓄積も見事でした
4組二戸学級は一般入試に向け主体性が芽生え、担任同様努力のクラスでした
5組舟木学級は南館の広い教室で、担任指導のもと学業も部活動もエース級の活躍!
6組金曽学級は初の3年担任として愛ある厳しさで鍛え、学力もウナギ登りでした
7組井上学級は市川莉沙先生、岩名先生、亡くなった木佐貫先生、そして井上先生に引き継がれ愛され成長したクラスになりました
8組富元学級は笑顔あふれるクラスで、常に楽しい時間を仲間と担任で共有していました
9組河内学級は常に教室の環境を整え、担任との楽しい空間が印象的でした
10組戍法師学級は担任の笑顔がクラスの楽しい雰囲気を作り、ダンスコンテスト団結力は見事でした
11組佐藤学級は一芸に秀でた生徒がたくさん!個性豊かに過ごせたのは面談の成果でした
12組園田学級はDIYに力を入れ理系生徒多数!沖縄では全員がバレーボール部に!
13組遠藤学級は担任指導のもと、理系の強みを生かした人材を多く輩出しました!
14組増田学級は担任の愛ある指導を経て、メリハリを学びここ一番に強いチームに成長!
15組市川学級は担任とのコラボしたダンス、見事な優勝に拍手を送ります
16組藤井学級は授業ご担当だった藤井先生が3年生から担任に、暖かいクラスでした
17組室賀学級はリーダーシップを発揮できる生徒がたくさんいました、甲子園応援参加生徒もたくさん来てくれてありがとう!
18組豊崎学級は自律の精神で3ヶ年皆勤が4名も!修学旅行も大変盛り上げてくれました
19組小澤学級そして20組の渋谷学級は感動をありがとう!自慢のスポーツコース!我々の誇りです
さて、この学び舎を巣立っていく皆さん、人は1日に何回の決断をすると思いますか。
英国の大学教授の研究によれば、人は1日最大3万5000回も決断していると研究があります。「人生は選択の連続」なのでしょう。
諸君もこの高校3年間、様々な場面で決断に迫られて、悩んだ日々だったのではありませんか?目の前の現実は無数にある未来の道筋から1つひとつ選択を繰り返した結果だと思います。しかし、皆さん、これから高校卒業しても、何度もその選択を迫られることでしょう。
その際に重要なのは、まず自分の価値観を見つめ直すことです。何を大切にしたいのかを明確にすることで、決断の基準が定まります。次に、十分な情報を集め、選択肢のメリットやデメリットを把握することも重要です。過去の経験や他者の助言から学びつつも、最終的には自分自身で決断する勇気を持つことが求められます。また、どの選択肢を選んでも不確実性はつきものです。それを恐れず、一歩を踏み出す覚悟が必要です。 孔子は我々に、「知者は惑わず、 仁者は憂えず、 勇者は懼れず。」という言葉を残しています。これは、知恵を持つ者は迷わず、思いやりのある者は悩まず、勇気のある者は恐れないという意味です。知恵と慈しみ、そして勇気を持って未来を切り拓き、変化を恐れず、生涯学び続けることを忘れないでください。
母校は、4月にいよいよ創立100周年を迎えますが、これからも輝きを失わず、まい進していきます。いつでも皆さんを、陰ながら支える続ける存在であることを忘れずに、どうか安心して巣立っていってください。卒業生諸君の益々の活躍を祈念しています。
結びになりますが、今日を持ちまして、皆さんと我々関東第一高等学校の教職員、そして保護者の皆様との「三位一体」の生活はここで幕を閉じます。しかし、最後にこの言葉を送ります。関東第一高等学校は永遠に不滅です。
いつまでも、我々の絆は絶えることがなく未来永劫であることを誓い、今後も末永くご支援頂けますようお願い申し上げ、式辞と致します。
令和7年3月5日
関東第一高等学校
校長
乙幡和弘
〇来賓祝辞
〇卒業生より学校へ記念品贈呈
〇同窓会、父母の会より卒業生へ記念品贈呈
〇在校生代表送辞
〇卒業生代表答辞
〇卒業生保護者代表謝辞